認知症ライフパートナー検定試験 2級で学べること
認知症の基礎知識に裏打ちされた、
より専門性の高い知識の学習
認知症について専門的な知識を修得

認知症には、「アルツハイマー型認知症」や「脳血管性認知症」、「レビー小体型認知症」のほかにも、65歳未満で発症する「若年性認知症」や、交通事故などが原因で生じる「頭部外傷による認知症」、ウイルスで脳に障害がおきる「ウイルス性の認知症」などがあります。

「認知症ライフパートナー検定試験」2級では、さまざまな種類の認知症と、「せん妄(意識障害)」や「うつ病」など認知症に間違えられやすい病気について、症状を比較しながら詳しく学ぶことができます。

認知症のさまざま症状と、その対応方法を身に着ける

認知症という“脳の病気”のメカニズムなど、より専門的な知識を学べる「認知症ライフパートナー検定試験」2級では、「夕暮れ症候群」や「物盗られ妄想・被害妄想」「夜間不眠」「排便トラブル」「過食」「不潔行動」など、認知症の特徴的なさまざまな症状について、その原因を学び、具体的な対応方法を身に着けることができます。

認知症と生活習慣病の関わりについて学べる

認知症は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病がきっかけになって発症することもあります。
つまり、生活習慣病を予防することが、認知症予防に繋がるとも言えます。

生活習慣病を予防する栄養バランスの取れた食事や、質の良い睡眠のとり方、身体機能を維持する運動、適切な口腔ケアなどを「認知症ライフパートナー検定試験」2級では学ぶことができます。

13 種類の「アクティビティ・ケア」の
専門的な手法とリスクを修得

“パーソン・センタード・ケア”にのっとった認知症ケアの現場で、対象者一人ひとりの特性やニーズを把握し、「アクティビティ・ケア」のプログラムを組み立てることは重要な作業の一つです。

例えば、同じ施設内にいる認知症の人がみな、同じ「アクティビティ・ケア」が合うとは限りません。音楽が好きな人・苦手な人、動物が好きな人・嫌いな人、運動が得意な人・身体的に難しい人など…10人いれば10通りのケアを考えなくてはなりません。

だからこそ、認知症の人のケアにあたる人は、多くの選択肢の知識や技術を身に着ける必要があります。対象者一人ひとりに合う「アクティビティ・ケア」を提供することで、それぞれの認知症の症状を緩和することができ、周囲との関係性も円滑に保つことができます。

「認知症ライフパートナー検定試験」2級では、即、現場で生かせる13種類(日常生活活動、回想、音楽、植物、動物、運動、化粧、料理、人形、芸術活動、手工芸、ゲーム、アロマ)もの幅広い「アクティビティ・ケア」の専門的な知識や技術と、そのリスクについて学ぶことができます。


認知症ケアにおける
コミュニケーションのコツを身に着けられる

自分の言いたいことを表す言葉が出てこなかったり、相手が話す言葉の意味が理解できなかったり…。このような認知症の人と上手にコミュニケーションをとるには、お互いの適切な距離や向き、位置などを考える必要があります。
また、対象者の“そばにいて”、関心を持った温かい“まなざし”で、相手が心を開くのを“待つ”ことも大切。その人が、今、どのような状況にあるのかを知るためには、話をよく聴いて、じっくり観察し、情報収集することもポイントです。

「認知症ライフパートナー検定試験」2級では、認知症の人とコミュニケーションをとるためのコツを知ることができます。

認知症高齢者に優しい住まいについて…

家の中の段差で転倒したり、リビングやお風呂などとの温度差でヒートショックを起こしたり…、意外に多い「家庭内事故」。昔ながらの日本家屋に多い問題点です。
高齢化社会の今、段差を無くしたバリアフリー住宅や、床暖房の設置など、人の身体に優しい家づくりが注目されています。また、認知症の人は、トイレに行きたいのに家中の似たようなドアを開けたり閉めたり…。トイレを探せなくてあちこち徘徊することも。認知症の人にとって、どこに何があるのか、文字や図で表すなど分かりやすくする工夫も必要です。

「認知症ライフパートナー検定試験」2級では、認知症高齢者に優しい住環境を考える上で、気を配るべきポイントや、そのメリットについても勉強できます。

改訂2版 認知症ライフパートナー検定試験
2級公式テキスト

本書は、認知症のさまざまな症状と具体的な対応方法や、認知症と生活習慣病との関わり、食事・睡眠・排泄・薬の投与の仕方など、普段の生活の中で必要なケアについて、専門的な内容を分かりやすく解説しています。また、日頃どのようなことに気を付けていれば良いのか、生活習慣の見直し・改善をすることで、認知症の予防に繋がる内容も記載されています。
「認知症ライフパートナー検定試験」2級の公式テキストの内容を知ることで、認知症に関する専門的な知識が学べるだけでなく、現場で生かせる「アクティビティ・ケア」の幅広い知識・技術が身に付き、認知症の人の生活支援に役立てることができます。また健常者の人にも有効な認知症予防に関する記述もあり、3級の公式テキスト同様、介護・福祉に携わる専門職の方々をはじめ、認知症の人の家族や、一般の方にも活用いただけます。

編著:一般社団法人 日本認知症コミュニケーション協議会
発行:日本能率協会マネジメントセンター
制作協力:エルシーイーラボ合同会社
判型:B5判
ページ数:428ページ
価格: 4,950円(税込)

認知症ライフパートナー検定試験 2級 受験要項【夏期】
試験日
2023年7月16日(日)
申込受付締切日
2023年6月12日(月)
振込締切日
受験申込後、1週間以内
※入金が確認できないときは受験できませんので、 受験料のお振込は、申込後すぐにお手続きをお願いいたします。
受験票発送日
2023年7月3日(月)
受験会場
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・岡山・福岡・熊本(8会場)
試験時間
14:00~(制限時間2時間)
受験料
10,500円
受験資格
学歴・年齢・性別・国籍による制限はありません。 ※2・3級の併願受験も可能です
合格基準
100点満点とし、70点以上をもって合格とします。

※試験会場は受験票でお知らせしますので、事前のお問合せはご容赦下さい。
※受験票は受験票発送日に全国一斉発送いたします。